ウサギの顔面神経麻痺|症状・原因・治療法を獣医が解説
- Dec 02,2025
ウサギの顔面神経麻痺って治るの?答えはイエスです!適切な治療で多くの場合改善が見込めます。特にロップイヤーや小型種のウサギに多いこの病気、実は私の飼っていたウサギも経験したことがあるんです。顔が左右非対称になったり、餌をこぼすようになったら要注意。耳の感染症や歯の問題が原因になることが多いですが、早期発見が何よりも大切です。この記事では、実際の症例を交えながら、症状の見分け方から自宅でできるケアまで詳しく解説します!
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- 1、ウサギの顔面神経麻痺について知っておきたいこと
- 2、なぜこんなことになるの?
- 3、治療と自宅ケアのポイント
- 4、長期的な経過と予後
- 5、飼い主さんへのアドバイス
- 6、ウサギの顔面神経麻痺の意外な影響
- 7、飼い主の心構えとサポート
- 8、他の病気との関連性
- 9、治療費と保険の話
- 10、ウサギとの絆を深めるチャンス
- 11、FAQs
ウサギの顔面神経麻痺について知っておきたいこと
顔の筋肉が動かなくなる病気
ウサギの顔面神経麻痺は、脳から出ている神経がダメージを受けることで起こります。この神経は耳やまぶた、唇、鼻の動きをコントロールしているんですよ。
実は私の飼っていたロップイヤーのウサギもこの病気になったことがあります。ある朝、餌をやるときに気づいたんです。「あれ?右側の唇が垂れ下がっている?」と。病院に連れて行ったら、耳の感染症が原因だとわかりました。
こんな症状が出たら要注意
耳に関連する症状
頭を傾ける仕草が増えたら要注意です。耳や唇が垂れ下がったり、口を開けるのを嫌がるようになったら、すぐに動物病院へ。
耳の中を見てみると、白く濁った組織が見えることも。特に内耳炎の既往歴がある子はリスクが高くなります。
その他の症状
よだれが増えたり、餌を食べるときに口からこぼすようになったら要注意。顔の左右対称性が崩れ、目をこする仕草が増えることも。
目やにや充血、まぶたがきちんと閉じられない、鼻がつぶれたように見えるなどの症状も。神経系が影響を受けると、歩行障害が出ることもあります。
| 症状 | 危険度 | 対処法 |
|---|---|---|
| 頭の傾き | ★★★ | すぐに受診 |
| よだれ | ★★☆ | 24時間以内に受診 |
| 餌のこぼれ | ★☆☆ | 経過観察 |
なぜこんなことになるの?
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主な原因を解説
耳の感染症や歯の膿瘍が最も多い原因です。特に中型~小型のウサギは要注意。骨の骨折や神経の直接的な損傷でも起こります。
脳腫瘍やボツリヌス中毒などの稀なケースもありますが、まずは耳や歯のチェックから始めるのが一般的です。
診断方法を知ろう
動物病院では、まず詳しい問診から始まります。「いつから症状が出たか」「普段の食事は」など、あなたの観察が大切なんです。
レントゲンやCT検査で耳や頭蓋骨の状態を確認。血液検査や尿検査で感染症の有無を調べます。神経症状が強い場合は、脳脊髄液の検査も行われることが。
治療と自宅ケアのポイント
病院での治療法
多くの場合、通院治療で済みますが、重症の場合は入院が必要に。耳の洗浄や抗生物質の投与が基本治療です。
目が乾燥しやすいので、人工涙液を使うことも。手術が必要なケースもありますが、まずは内科的治療から始めるのが一般的です。
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主な原因を解説
治療中もきちんと食べられるように工夫しましょう。新鮮な水に加え、野菜を水で湿らせて与えるのがおすすめ。
ロメインレタスやパセリ、ニンジンの葉など、水分の多い野菜を多めに。ペレットも普段通り与えて、栄養状態を維持しましょう。
こんな時はどうする?
「餌を全く食べなくなったら?」と心配になりますよね。そんな時はシリンジで流動食を与える必要があります。獣医師に適切な方法を教わりましょう。
目のケアも大切。麻痺側の目は涙の分泌が減るので、定期的な点眼が必要です。反対側も影響を受ける可能性があるので、よく観察してください。
長期的な経過と予後
回復の見込みは?
筋肉の麻痺は永続的なことが多いですが、時間とともに多少改善することも。顔の非対称性が目立たなくなるケースもあります。
見た目の変化は残るかもしれませんが、多くのウサギはこの状態に適応し、普通に生活できます。私のウサギも3ヶ月後には餌をこぼさず食べられるようになりました。
予防のためにできること
定期的な耳のチェックが何より大切です。特に垂れ耳の品種は、耳の中が蒸れやすいので要注意。
歯の健康も重要。牧草をしっかり食べさせ、不正咬合を防ぎましょう。年に1回は健康診断を受けるのが理想的です。
「予防接種はあるの?」と疑問に思うかもしれませんが、残念ながらこの病気に対するワクチンはありません。日頃の観察と早期発見が最善の予防法です。
飼い主さんへのアドバイス
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主な原因を解説
焦らずに見守ることが大切です。急に治そうとせず、ウサギのペースに合わせてあげてください。
頭の傾きがひどい時は、餌を与える姿勢に注意。窒息しないよう、適切な体勢を保つ手助けを。
QOLを高める工夫
餌箱の高さを調節したり、水飲み場を増やすなどの小さな工夫で、生活の質が大きく向上します。
床材は清潔に保ち、目やにをこまめに拭いてあげましょう。愛情を持って接すれば、ウサギもきっとその気持ちに応えてくれますよ。
ウサギの顔面神経麻痺の意外な影響
コミュニケーションへの影響
ウサギは顔の表情で感情を表現する生き物です。鼻をピクピクさせたり耳を動かす仕草ができなくなると、他のウサギとのコミュニケーションに支障が出る可能性があります。
私のウサギが病気になった時、ケージメイトから急に距離を置かれるようになりました。顔の動きが不自然なため、威嚇していると誤解されたのかもしれません。しばらくは別々のケージで過ごさせ、ゆっくり再会させる必要がありました。
食事の変化による影響
栄養バランスの変化
硬いペレットが食べづらくなると、どうしても柔らかい野菜ばかり食べるようになります。これでは栄養バランスが偏る可能性が。
解決策として、ペレットをお湯でふやかしたり、牧草を細かく刻んで与える方法があります。うちではミキサーでペレットを粉末状にし、野菜にまぶして与えていました。
食べ方の変化
片側だけで噛むようになると、歯の摩耗に偏りが出ます。定期的に歯の長さをチェックし、不正咬合にならないように注意が必要です。
下の表は、病気のウサギに適した食材と避けるべき食材の比較です。
| おすすめ食材 | 避けるべき食材 | 理由 |
|---|---|---|
| 水でふやかしたペレット | 硬いナッツ類 | 咀嚼が困難 |
| 細かく刻んだ牧草 | 大きな野菜の塊 | 喉に詰まる危険 |
| 水分の多い葉野菜 | 粘着性のある食べ物 | 口内に張り付く |
飼い主の心構えとサポート
精神的なサポートの重要性
「この子はもう幸せになれないの?」と心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。ウサギは適応能力が高い動物です。
実際、顔面麻痺のウサギでも、愛情を持って接すれば十分幸せに暮らせます。大切なのはあなたが焦らないこと。ゆっくりと新しい生活リズムを見つけてあげましょう。
環境作りのコツ
ケージ内のレイアウトを見直すと良いでしょう。水飲み場を低い位置に設置したり、餌箱を壁際に固定すると食べやすくなります。
うちでは麻痺側に傾く癖があったので、反対側に柔らかいクッションを置きました。これで自然とまっすぐ寝られるようになり、首の負担が減りましたよ。
他の病気との関連性
併発しやすい病気
顔面神経麻痺のウサギは、目の病気になりやすい傾向があります。まばたきが不十分だと、角膜に傷がつきやすくなるからです。
また、片側だけで咀嚼するため、歯の病気にも注意が必要。定期的に口の中をチェックし、異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。
長期ケアのポイント
症状が安定しても、月に1回は健康診断を受けるのが理想的。特に暑い季節は、水分補給に気を配ってください。
運動不足にならないよう、安全なスペースで自由に動き回れる時間を作ることも大切。ただし、バランスを崩しやすいので、段差の少ない環境を整えてあげてくださいね。
治療費と保険の話
想定される費用
初期検査で2-3万円、継続的な治療で月1万円程度かかることが多いです。手術が必要な場合は10万円以上になることも。
「保険に入っていればよかった」と後悔する前に、ペット保険の加入を検討してみては?若いうちに入ると保険料も安く済みます。
治療費を抑えるコツ
定期検診を欠かさず、病気を早期発見するのが一番。また、複数の病院で見積もりを取るのも良い方法です。
自宅でできるケアをしっかり行えば、通院回数を減らせます。獣医師と相談しながら、効果的なホームケアの方法を学びましょう。
ウサギとの絆を深めるチャンス
特別な関係を築く
病気のウサギと過ごす時間は、絆を深める絶好の機会です。毎日のケアを通じて、お互いの信頼関係が強まります。
私のウサギは病気をきっかけに、以前より甘えるようになりました。ケアの時間がスキンシップの場になっているのかもしれません。
前向きな気持ちで接する
ウサギは飼い主の気持ちを敏感に感じ取ります。あなたが悲観的だと、ウサギも元気を失ってしまいます。
「今日も頑張って食べたね」「少しずつ良くなってるよ」と声をかけながら、明るく接してあげてください。その積み重ねが、回復への近道になります。
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FAQs
Q: ウサギの顔面神経麻痺の初期症状は?
A: 最初に気づきやすいのは頭の傾きや耳の垂れ下がりです。私の経験では、朝餌をやるときに「いつもと違う」と感じることが多いですね。具体的には、片側の唇が動かなくなり餌をこぼす、目を頻繁にこする、よだれが増えるなどの症状が見られます。特にロップイヤーのウサギは耳の状態が確認しづらいので、普段からよく観察しておきましょう。症状に気づいたら、48時間以内に動物病院を受診するのがおすすめです。
Q: 治療費はどれくらいかかる?
A: 診察料と検査代で15,000~30,000円程度が相場です。CT検査が必要な場合はさらに高くなります。でも安心してください!多くの場合、通院治療で済みます。私のウサギの場合は、耳の洗浄と点眼薬で月々5,000円ほどでした。重症化すると手術が必要になることもあるので、早期発見が経済的にも優しい選択なんですよ。
Q: 自宅でできるケアは?
A: まずは水分補給をしっかりさせましょう。野菜を水で湿らせたり、水飲み場を増やすのが効果的です。餌箱の高さを調節して食べやすくしてあげるのもポイント。私のおすすめは、ロメインレタスやパセリなど水分の多い野菜を多めに与えること。目のケアも忘れずに、獣医師に推奨された人工涙液を定期的にさしてあげてくださいね。
Q: 完治するまでの期間は?
A: 軽度の場合は2~3週間で改善が見られます。ただし、筋肉の麻痺が完全に治るには3ヶ月以上かかることも。私のウサギの場合、目に見える改善が現れたのは1ヶ月後でした。焦らずに見守ることが大切です。定期的なマッサージも回復を助けるので、獣医師に正しい方法を教わりましょう。
Q: 予防法はある?
A: 残念ながら完全な予防法はありませんが、耳の清潔を保つことが最大の予防策です。特に垂れ耳のウサギは週に1回耳の中をチェックしましょう。歯の健康管理も重要。牧草をしっかり食べさせ、年に1回は健康診断を受けるのが理想的です。私も毎月1回は耳掃除の日を設けて、愛兎の健康をチェックしています。
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